陰陽という字はご存知の方がたくさんいられる事だと思います。陰陽って何?と人にたずねると、光と影?熱いと冷たい?何それ?と返事が返ってきます。たしかに、光と影でもあり、熱いと冷たいでもありますが、あまりにも抽象的すぎて、陰陽についてよくわからないのがたしかだと思います。

 陰(影)と陽(光)で考えてみましょう。光に物を当てると、必ず影ができます。光と影がなくては、物は、絶対に、表現できません。両方必ず必要になります。光と影は正反対の物です。仮に、光だけの世界を想像してみましょう。影の無い世界です。影が無い世界ですので、その世界は、どこに行っても、何もありません。影と光があって、始めて世界が創造されるのです。物意外でも、全ての物にそう言えます。

 陰陽とは相対的な物です、必ず物事を表すには、両方が存在します。コインにも、裏表があります。もう少し、世の中に存在する陰と陽について、例を上げて説明してみましょう。

 
陽とすれば陰
性別
成長
大人
子供
精神
興奮
抑制
精神
楽しい
悲しい
天気
晴れ
磁石
プラス
マイナス
肺器官
吸う
はく
季節




 陰と陽についての特性

陰陽互根
陰があれば陽が必ずあり、陽があれば陰が必ずあるように、互いが存在することで物事が成り立つ事です。

陰陽制約
陰陽が互いにバランスをとるよう作用します。陰が少なくなると、バランスを取るために、陽が少なくなります。その反対もあります。また、陽が大きくなりすぎると、陰も大きくなります。その反対もあります。

陰陽消長
拮抗律ともいいます。リズム変化です。陰陽の量的な変化です。片方が少なくなると、自動的に、もう片方は、大きくなります。(例)紙に白(陽)黒(陰)半分塗った場合、白い部分に黒を塗りたすと、黒い部分は増えて、白い部分は少なくなります。陰が少なくなると、陽が増えます。

陰陽転化
循環律ともいいます。陰陽の質的な変化です。陰から陽へ 陽から陰へ移る事を言います。(例)子供もは、大人へと成長していきますが(陽)、必ず、老人(陰)へと向かいます。最長期から下降へ向かう転換の事などです。

陰陽可分
交錯律ともいいます。、陰陽それぞれの中に陰と陽とが存在しています。陰の中にも陽が存在し、陽の中にも陰が存在しています。(例)男性の心の中にも、女性的な心が存在します、女性の心の中にも、男性的な心が存在します。